数えること、15回に達した星空観察会in休暇村茶臼山高原!
毎回楽しみにしている息子を連れて、
日が暮れてから茶臼山高原へ向かいますが、
昼でも寒いのに、夜ともなると…。
万全の防寒体制を整えて、休暇村茶臼山高原へGO!
自宅から30分弱。
まずは休暇村の会議室にて星空講座からスタートします。
クルマから降りると、冷たい空気が頬を刺す。
これは…屋外観望、何分間耐えられるだろうか…。
暖かいロビーに入ると、ソファに座る3人組さんと目が合う。
あああああ!
上黒川花祭りにいらっしゃっていた、共同通信と朝日新聞の記者さんたちだ!
さすがの情報収集能力、そして名古屋から、フットワークの軽さ!
しかも、今回は仕事ではなく、プライベートで遊びに来てくれました。
それも、スゴイ。
花祭り以来、再会を喜び。
定刻となって、第一部の星空講座スタート。
今夜は、会議室の中仕切り、パーティションを取り払うほどの参加者数!
ほとんどが、スキーを堪能した親子連れの皆様☆
スキーウェアを持って来られている方は、そのまま外に出てOK。
まずは、毎回恒例の「今日のこよみ」から!
星空と暦(こよみ)は、古くから密接に関わっています。
ここで暦が解説することも、理にかなっていて。
ただ、今日はなかなかネタに困る日付。
札幌オリンピックで日本勢がメダル独占した日!
は、まだ良いんですが、お相撲八百長問題で春場所中止決定!って!
解説者である、星のソムリエ、UZ先生がネタ選定に困った顔が浮かびます(笑)
つづいて、2月、3月の見どころ。
お!
背景にお送りした写真を使って下さいました☆
なんといっても、見どころは「明け方の惑星勢揃い」です。
月火水木金土。
日が出てくると、他の曜日が消滅してしまいますが。
一週間、全ての曜日の起源となっている惑星が空に勢揃いする!
10年ぶりの勢揃い。
よって!
今夜の星空観察会に引き続き、明日朝、延長戦が開かれます☆
さて、解説はプレゼンシートから星空シミュレーションソフトへと。
自由自在に夜空を操り、今夜観られる星座の解説から…
星雲解説へと。
先日、おいらが初めてチャレンジした直焦点撮影でも捉えたM42!
オリオン大星雲。
冬の夜空を彩る星雲です。
会場いっぱいのお客様効果か!?
UZ先生の解説にも、いつも以上に気合い入っています。
プロジェクターを使用した解説が終わり、
貸し出し用双眼鏡の使い方に移ります。
意外に知らない、正しい双眼鏡の使い方。
ピントを合わせるには、片目ずつ。
双眼鏡には2箇所、ピントを合わせるダイヤルがあることを御存知でしょうか??
まずは各々の両目間距離に、双眼鏡の接眼レンズを合わせる方法から。
両目で覗いたときに、視野が「円」になるように調整します。
つづいて、右目を閉じて左目を開き、双眼鏡中央のピント調整リングで調整。
左目が合焦したら、右目の番。
右目は、接眼部分にある調整リングを使用します。
最後に、両目を開いて像がクッキリするように中央のピント調整リングを操作。
ステップ3 双眼鏡の使い方 / 初めての双眼鏡 | ビクセンウェブショップ
このページの解説がわかりやすいので、ご参照下さい。
ピントは人によって合う位置が違うので、
できるだけ美しい像が得られるように、各々調整してみて下さい。
今回も双眼鏡は、豊根村観光協会所蔵。
参加者家族に1つづつ、貸出☆
さあ!
外に出ます!
くっそ寒い!!!
けれど、皆さん手に双眼鏡を持ち、思い思いに空を眺めながら、
UZ先生が解説と望遠鏡を使用した星雲導入を同時進行。
マルチタスクです。
向こう側に見えるのが、萩太郎山。
左側の明るい夜空は、浜松市方面。かな?
明るいです。
萩太郎山上空には、オリオン座。
M42(オリオン大星雲)も、うっすらと、肉眼でも確認できます。
方角変わって、北の空。
休暇村茶臼山高原をバックに、星空が並ぶ。
天頂付近には、スバル。
スバルは、双眼鏡で観ると非常に見応えがあります。
「なにこれ!?スゴイ綺麗!!」
「冬のダイヤモンド、ふたご座、初めて認識しました。」
星空にハマった方。多数(笑)
そこで、UZ先生から
「土星が入ったよー」
おおっ!
輪っかが綺麗に見えるーーー!
スマホを接眼レンズに当てて撮影。
スマホの限界。
それでも、土星の輪を認識する「楕円形」は、なんとなくわかります。
非常に寒い中でしたが、歓声や感激の声が響きわたり、
心は温まる冬空の下でした。
ちなみに、名古屋からこの観察会のために頑張って来られた、
記者さん達は、最後の最後まで堪能されていきました☆
さすが、日頃、大切な情報を引き出す質問プロフェッショナルの記者さんたち。
UZ先生に星空質問攻めで、面白かったです(笑)