県議、村長、村議の皆様と村内土木巡り

スキー旅行の余韻を綺麗に打ち消すほど、
大切な仕事、所属課主催の行事が予定されている本日。

これまで我らの課長が中心となってFIXしてきた、
県議、村長、村議の皆様を御案内して、村内の土木現場視察が実施されます。

しかしながら、週末に課長さんの身内で不幸があり、本日葬儀。
急遽、先輩とおいらのふたりが担当として視察を対応することに。

実は昨日、ゲレンデにてそのような衝撃の電話を受け。
そのまま、リフトの上で先輩と本日の段取りについて電話打合せしていました。

こればかりは仕方ありません! 突然、やってくるもの。
自分も、これまで3度も喪主を務めましたが、
葬儀を主催するというのは、並々ならぬ集中力と精神力が必要で、
かなりの精神的、肉体的な疲労を伴います。

課長には仕事の心配を一切させぬよう、我々が頑張る時!!

にしても、段取りの半数がブラックボックス状態だったため、
朝出勤して、それらの情報を集めるところからスタート。
大変な最中である課長へ電話して聞くわけにはいきません。

同時に、部下としてせめて…と、出棺に立ち会い、手を合わせる。

すぐに職場へ戻り、本日の行程を先輩とひとつひとつ詰めます。
9時半には職場を出発します。

それまでに、不足無きよう準備を整えて。

移動は職場で所有するマイクロバス。
今回の行程からして、4WD仕様のマイクロバスをスタンバイ。

地元選出の県議さんがいらっしゃり、全員揃ったところで出発!!

先輩と役割分担し、先輩が車内で司会進行、おいらは行程ナビゲート担当。
運転手さんも職場の方ですので、村内の道路は全て熟知されております。

行き先と、駐車場所を一言二言伝えるだけで、ピンポイントの駐車位置へ停めて下さいます。

現場に到着すると、我々がレクチャーします。まずは、上黒川地区内。

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レクチャーしながら、おいらは写真撮影も。
記録は大切。

バスに乗車したら、人数をカウントして、運転手さんに出発を伝える。
回る現場の数は、村内全域、北端、西端、南端に至るまで、全部で10箇所以上です。

時計を常に確認しながら、詰め込んであります。
続いて、坂宇場地区内。

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このブログにも何度も出現している改良事業中の道路。
事業主体は県ですが、おいらが知る限りの知識で事業内容をご説明します。

そして、望むべき姿を村長さん、議員さんから。

ひとつひとつ丁寧に、県議さんに村視点から見た姿を。

誰が使うのか、誰のために作るのか。
技術的に綺麗な道路を作るのもモチロン大切ですが、
それを利用する人の顔を想像しながら作るためには、使う人の情報も必要。

茶臼山高原まで行き、真っ青な空、そして樹氷。

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息をのむ美しさ。

雪中行軍しているカメラマンさんの姿もありました。

茶臼山高原からR151に下って、R151を上って新野峠。
そこでまた現場を2箇所視察した後、林道を経由して富山地区へ。

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注)我々が乗っているのは、マイクロバスです。

この林道路線は、豊根の中でも一番雪が降り積もって溶けにくい箇所。
当初から、積雪によってはパスだなぁと上司が言っておられましたが、
運転されているのは、プロフェッショナル!

多少ハンドルを取られながらも、持ち前のスキルで即時軌道修正!

幅員が狭い林道なので、マイクロバスにとっては多少のスリップが命取りです。
無事、霧石峠にさしかかり、霧石トンネルを通って富山地区へ。

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さっきまでの積雪が、まるで別世界だったかのように、雪が無い。
この佐久間湖面が、村内で最も標高が低い場所。

昼食で弁当を食べてから、富山地区内の現場を複数巡ります。
ダム湖岸道路というのは、まるでリアス式海岸を走る道路のようにクネクネ。

非常に線形や見通しが悪い箇所が多々あります。

そういった場所を拡幅する方法のひとつとして、湖側を盛土する工法があげられますが、
盛土と言っても、土とは限りません。

現場の状況等によって用いられる「軽量盛土」という工法。

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表面は打ち立てのコンクリートになっておりますが、
その内側は発泡スチロールなのです!

道路の下が、発泡スチロール。
土の代わりに発泡スチロール。

技術的に確立されている工法ですが、
路面で車両火災が起きたらどうなるんだろう?伝熱して溶けるのだろうか?
気になります。

1日にわたる行程なので、時間が前後することも多々あり、
時間調整のために、巡る現場を急遽増やしたりします。

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富山地区から三沢地区に戻り、こちらは地すべりを止めるための工事現場。
川の流れを変える、河川付け替えを伴った大工事。

これら、ここに上げた工事は、おいらが調整役を担う工事の一部。
時折、質問を受けては、分かる範囲ではありますが、お答えします。

大きな工事だけに、調整役とは言っても、大いに勉強になっています。

三沢地区から、一気に南端、新豊根ダムへ。
ここでは県道を視察し、ついでに…

新豊根ダムの管理事務所へ立ち寄る!

運命の対面(笑)

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県議さんが新聞紙面を見てずーっと気になっていた佐久間連合艦隊!
ついに、仕掛け人のダムおばさんとご対面☆

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先ほど、佐久間ダム湖で浚渫船をカメラに収めていらした県議さん、
念願のダムおばさんとの逢瀬に大感激です。

現在、新豊根ダム湖のみどり湖は、水位がかなり高くなっており、
とーっても写真映えする景色。

樹木が水没し、揚水発電ならではの光景が広がっています。

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ただし!!

風が恐ろしく強くて、ダム堰堤のダム風で堤下まで吸い込まれそう。
みどり湖には、珍しい白波が立っていました。

満水だと、大入の郷もいつもと違う雰囲気。

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下黒川地区内でも複数現場を巡り、日が傾きかけた頃に現場視察終了!

寒い外、暖かい車内。

何度も出入りを繰り返したため、
お年を召した方々には、大変な行程になりました(汗

職場に戻って意見交換会、打合せを実施。

議事録作成のため必死でメモ取っていたら、
突然おいらに「振り」が来て焦りつつ。

夜は夕食会で、しっかりと意見交換。
先輩とおいらも、事務局として参加。

村の方針を決める位置にいらっしゃる方々と膝をつき合わせて談義するのは、
何物にも代えがたい、勉強の時となります。

毎日が、濃密です。
毎日のようにイベント発生、段取りが間に合わないっ(* ̄∇ ̄*)

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