お世話になった御大の葬儀参列

私からたどれば血筋は薄れども、旧来より固い絆で結ばれていた親戚関係。
家と家の関係。

大切にする文化がここにあります。

祖父、父の名代として、家を継ぐ者の使命。
そして何より、故人からの気遣いを多く賜りました。

思いはせながら、朝。
出棺に立ち会います。

そして、火葬場へ。

親戚関係がよく分からずに不安に思っていましたが、
すぐに誰が誰で…とフォローして下さり、そこからまた新たなつながりを見いだしたり。
これこそが、故人が繋ぐご縁です。

思わぬところでつながっているもので、
今回は私の父方でありましたが、母方である東栄町古戸方面も次々につながり。
つながりが分かると、人と人は急に距離が縮まります。

故人の旅立ちを見送り、続いて午後から葬儀。

故人、そして喪主である職場の先輩、
親交の深さを伺い知るほど、多くの人が見守る中。

葬儀の最後には、喪主からご挨拶。

何度も推敲された様子がうかがえる、素晴らしいご挨拶。
すごい。本当に、すごい。
明確に言葉として発しているわけではありません。
父に向け、「後はオレに任せてくれ」という想いが
文脈の端々から聴衆の心に向けて川の流れのように流れ込んでくる。

続く三日七日法要。

葬儀の後は精進落とし。

人の死に立ち会うと、どうしてもまだ父のことが頭をよぎる。
死というのは遠くに見えて、意外に近い。
人生は、死と隣り合わせ。

人間、いつ死んでもおかしくない。

だからこそ、明日がんばるではなくて、
今日という日を精一杯生きなければ。

 

何か忙しくしているわけでもないけれど、何度参列しても葬儀は独特の疲労を伴います。
しかしながら、何か虫の知らせというか、予感がしたので、
全てのプロセスが終わってから職場へ戻ります。

ビンゴ。

突然、明日までに、ある書類を提出して欲しいというファックスが机の上に。
それを見て困っている課長。
すぐに着手し、今日のうちに処理できて良かった。

でなければ、明日、新城へ書類を持って行くだけの往復が待ち受けていました。

昨日はゼロ件だったメールボックスには20件を超える未読メール。
題名を一通り確認し、緊急対応が必要なものだけチョイス。

さあ、明日がんばるかな…。
さっきと言っていることが違うけど!!

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