まだ消化し切れていない夏期休暇を1日取得。
せっかくなので、自分をメンテナンスせねばと、歯科定期健診へ。
検査の結果、残念なことがあり…
引き続き、通院が必要になりました。
さて!
いま、おいらが読んでいる本が、めっちゃ面白い。
物理と化学に突っ伏してきたので、生物学に対する造詣が浅いんですが、
チャレンジして読んでいます。
人工知能やAIという言葉が一般的に普及してきた昨今で、
コンピュータ回路によって脳みそって作れるんだろうか?
そもそも、現時点で語られているAIは意識を持っているのか、
いや、持っていないんですけど、持つことは可能なのか?
それには脳を理解することが必要不可欠。
ちまたに溢れるAIに関する記事を読んでいても、
大量の情報から必要な情報を引き出す性能が向上しただけにしか感じません。
人間に似た形をしたロボット(Pepperとか)に搭載されたコンピュータの処理速度が向上したって、 それが「人工知能」と言えるのか?
ロボットが人間っぽく動くだけで、人工知能だ!という勘違いすら呼び起こさせかねません。
とりあえず、脳みそについて勉強してみようと思って手に取った本がこちら。
第1章:人間は脳の力を使いこなせていない
第2章:人間は脳の解釈から逃れられない
第3章:人間はあいまいな記憶しかもてない
第4章:人間は進化のプロセスを進化させる
第5章:僕たちはなぜ脳科学を研究するのか
以下は、おいらが読書を通じて印象的だった内容を「抽象化」した二次的情報です。
目で見てているものは、脳が再処理して映像化しているもの。
二次元でしか写らないものを脳内処理が3次元に変換している。
また、そこには「時差」があって、
像が脳内に入ってから多少の時間差(にしても、10ミリ秒の単位)遅れて認識している。
だからテレビの画像は1秒間に30枚の連続する静止画(1枚あたり40ミリ秒)であっても
動画と認識される。
言葉についても、人の話した言葉を理解するという高度な処理は時間がかかり、
話を聞いたり文字を読んだりしてから脳が情報処理するまでに0.1秒から0.5秒を要する。
これはすなわち、人間が今と感じて生きている世界は、0.5秒前の世界とも言える。
その時間差は行動に反映するには非常に短い時間差なので生活に支障は無い。
(そもそも、時間差に身体が慣れているので即時に感じる?)
睡眠、特にレム睡眠は脳の整理整頓タイム。
整理整頓によって記憶は「抽象化」されて記憶の引き出しにしまい込まれる。
抽象化では、情報同士がリンクされて最低限の情報量に絞り込まれる。
抽象化は言語を扱う人間という種族が持ち得た、創造力に通ずる能力。
脳のうち1辺が1ミリメートルの立方体の組織を観察すると、
そこに2万から10万個の脳神経細胞が入っている。
脳内の情報伝達手段は「電気」だけれど、一般的な電気のイメージである、
電子の移動というわけではなく、+や-のイオン(ナトリウムイオンやカリウムイオン、塩化物イオン)が移動することによって電荷の偏りが発生して、それを元に戻そうとする作用が情報伝達としての「流れ」を作っている。
脳神経細胞間は空間(シナプス)が空いており、イオンが流れられないので媒介する物質であるアドレナリンやセロトニンがその空間を飛んで、次の神経細胞に「流れ」を伝える。
流れは脳神経の回路を通じてインプットに対するアウトプットを論理的に出力している。
ん、まてよ?パソコンも、大規模集積回路を電気が流れることによって論理的命令の結果で、
インプットに対してアウトプットされているってことは、同じか?
ならば、心や意識という違いがなぜ、人間とコンピュータの間で現れるのか。
そのことを記述した本はたくさんありそうなので、また新たな興味が生まれました。
脳はコンピュータよりも「あいまい」で、間違えて記憶することもあれば忘れることもある。
ただ、「あいまい」だからこそ、関連の無い記憶同士が繋がることもあり、創造性が産まれる。
脳の活動としては、忘れることは、悪いことじゃない!!
だから、忘れてはいけないと判断する情報はコンピュータに入れて任せるべし。
以上。
まだ終盤の2割ほど未読状態ですが、さらに読み進めるのが楽しみです。
あー、しかし!
腰が痛い。ずいぶん良くなっては来ましたが。
次男を抱っこのため持ち上げる度に、
ズキッ!
と。しばらくの我慢。