早朝から大雨警報が発令され、学校は午前休校。
何事もなければいいのだけど…と思った朝トイレの中。
電話着信。
なんかわからんけど、おいらが自宅のトイレで用を足している最中に、
職場から電話がかかってくる確率が異様に高い。
本当に、高い。
独りになりたくて、ずーっとトイレにこもっているわけではありません。
寸分の時です。
「県道で崩土が発生したという連絡が職場に入った」という着信。
場所を聞き、現場写真をLINEで送ってもらい、
規模を見てひと安心。
ちょっと前に茶臼山高原設楽線で大きな土砂崩れがあったばかり。
今回はひと安心。
とは言っても、通行する人にとっては障害以外の何物でもありません。
大型車が通行できない道路幅員しか残されていません。
急いで出勤し、道路管理者の愛知県へ連絡。
村内の道路異常情報は、みな、おいらのところに集まります。
その1件だけでは終わりませんでした。
他にも道路異常が発生。
累積雨量が下黒川で179mm、茶臼山で177mm、道の駅で159mm、富山で143mm。
時間雨量の最大は茶臼山で午前7時に33mmでした。
一気に降ったなぁという感覚ですが、
過去のデータを紐解いてみますと、豊根村では昭和43年と44年に豪雨があり、
豊根村の記録された歴史の中では最大規模の災害が発生しました。
特に昭和43年8月29日の台風10号による被災は甚大であり、
県工事で207件、村工事で109件の公共土木災害。
住家の全壊が9件、半壊が3件、床上浸水が16件、床下浸水が94件でした。
(出典:豊根村80年の歩み)
その時の24時間雨量は昭和43年8月の
25日:25mm
26日:127mm
27日:93mm
28日:58mm
29日:252mm
上記の累積雨量が555mmです。
累積雨量が150mm超えると、どこかに異常が起きるかもしれないという感覚で、200mmくらいで、やばいなぁという感覚ですが、555mmは恐ろしい。
累積雨量は、土壌雨量指数(土が吸収している水分量)の増加に寄与し、土の水分量が増えれば増えるほど、土砂災害のリスクが高まります。
長期降雨と大量降雨が重ならぬことを願うばかり。