土地の境目はご先祖さま代々

長野県天龍村と愛知県豊根村の境界点。すなわち県境!
山の中にひっそりと…地籍調査の測点です。
左が長野県で、右が愛知県。

今日の仕事は、この近くの林道で舗装の穴埋め作業、いい汗かきました。安全な交通往来のためには、道路を作ったらおしまいではなく、定期的なメンテナンス必須です。
対応が後手後手ですみませんm(__)m

ちなみに、地籍調査というのは「土地に関する戸籍」を調査することです。

土地の境界というのは登記簿を見ればすぐにわかるというものではなく、結構あやふやなものでして、境界を挟む土地所有者が立ち会って初めて確定されるような代物です。
そんな、あやふやな境界をバッチリ決めようというのが、地籍調査という公共事業。
今の時代、GPS測量も発達しているので、隣地所有者同士が一度立ち会って確認した境界を地球の座標で記録しておけば、土地の形が変わっても境界を現地復元可能!
子孫へ、安心して土地情報を引き継いでいくことが出来ます。

しかしながら、ひとつの境界線を決めるためには測量し、土地の持ち主が立ち会う必要があります。持ち主が遠方に住んでいることももちろんあります。また、地価が高いところほど、境界というのはどこに引くかをもめるものです。土地の境界線は無数に存在するため、莫大な費用と期間が必要…というのが地籍調査のネック。

ただ、相続などによって土地の境界が分かる人がどんどんいなくなってしまう。
とっても必要な事業なんだけど、なかなか進められない、難しいものです。

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