台風21号の影響、応急処置に急ぐ

出勤後から、電話の嵐です。
皆で手分けして電話に出ながら、また来客も多数。

道路状況の問い合わせや、新たに発覚する被災箇所の情報提供。
職場へ足を運んで、状況を説明して下さる住民の方々も多数みえます。

カウンターで来訪される方々からヒヤリングをしておりましたところ、重なるときは重なるもので…
私の前に列が。
お待たせしてしまって申し訳ない気持ちがありつつ、しっかりヒヤリングしておかないと次に繋げるときに自分が困ります。お客様も、辛抱強く待って下さり、感謝。

「すぐには対応できないかもしれませんが…」

このセリフを吐きたくないけれど、吐かざるを得ないこの状況。

最後のお客様にさしかかったところで、突然、視界にモヤがかかったような現象が。
続いて、激しい頭痛と吐き気に襲われ…。
コンタクトレンズが曇ったのかと思って洗ってみても、取れない。

まずいぞ。これは、まずい。
冷や汗をかきつつ、仕事は待ってくれないので業務続行。

まるで、胃腸風邪にやられたときのような激しい吐き気に襲われ。
しかしながら、仕事を誰かに任せることも困難な状況なので歯を食いしばります。
そして、現場へ出かけていきました。

たまたま、山のしんぶんやさんに出会ってお話していたら、安らぎました。

また、職場の後輩さんが頭痛薬を差し出して下さり、飲み干す。

万が一に備えて、車の窓は全開。

職場の車で粗相したら、目も当てられない。

現場で異常通報者の方から状況ヒヤリングと写真撮影。
また、作業して下さっている先輩と打合せ。

職場に戻り、午後から大切な説明会を三沢地区で予定しているため、早めにお昼を食べて出かけようとするも…
食事が喉を通らない…。

あーもー。

最悪。

ここで、頭痛薬が効いてきたのか、身体がだいぶ楽になってきた!!!

食べかけの弁当を一気に口に放り込み、間に合わなかった分は、そのまま弁当箱に残ってしまいましたが、急いで説明会会場へ向かいます。
スクリーンとプロジェクター、PCを用意し、説明会会場へ。

説明会終了。

帰りの道すがら、他班が回っており私は未踏だった三沢地区内で土砂流出や崩土があった現場を通りながら確認。
そして、別動班のヘルプのため、土のうづくりに加わりました。

今後、雨が降る予報があるため、今のうちに可能な限り応急処置をしておくべき現場が多数あります。
残念ながら、数名のスタッフでは作業量に限界があり、全て対処しきれないのが悔しい。

数十袋の土のうを作っては並べ、作っては並べ。
さらに、別の現場で使うためにたくさん作って運搬。

土のうを作っていた現場で、お茶を出して下さったおばあちゃん。
話をしていたら、なんと、父とかつて職場を共にしたおばあちゃんでした。

おばあちゃん、懐かしさのあまり、目を潤ませながら…。

「本当に、お父さんにもお世話になって…。」

祖母も仲良しだったと。
寸分ですが、ゆっくりした時の流れに身を委ねました。
仕事が慌ただしくて我を忘れそうなところ、おばあちゃんに助けられました。

それでも、土のうが足りずに中途半端になってしまった現場もありました。

明日への宿題です。

水の力は恐ろしい。

集水枡にかぶせられた縞鋼板が、見事にひっくり返っていました。
大人ふたりがかりで、ようやく元に戻しました。

最初、目に入ってきたときは、誰かのいたずらか??と、思ってしまったほど。

 

さて。現場に出てばかりもいられません。
職場への戻りが17時近くになってしまいましたが、本日得た新しい情報を表にまとめていきます。
この表を元に、明日の動きを決めていきます。

それらを終えて19時。
ここから通常業務がスタート。

台風の事後処理という理由は、極力、通常業務の遅れの理由にしたくはありません。
がんばります。

 

 

 

 

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