昨日の雨はどこへってしまったか。
天候の変化は人の心を変化させるとはよく言ったもの。
朝っぱらから元気いっぱいエネルギー溢れる子供達を連れて外に出かけなきゃ、
家の中にいたらいろいろなものが爆発しそうです。
というわけで…
自宅の近所ながら、子供たちがまだ行ったことがないところに連れて行くことにしました。
それは、地域で共同利用している水源。
しばらく治山工事中で、子供達を連れて行くにはちょっと危ないところでしたが、
その工事も素敵な工事事業者さんの手によって素晴らしく生まれ変わりました。
軽トラの荷台に皆を乗せて。
山腹まで。
そこから散歩がてら徒歩で斜面を登っていきます。
これまでは本当に斜面だったんですが、工事車両が通るために素敵な道が出来上がり。
とっても楽ちんで水源まで行くことができるのです!
土砂で埋まった治山堰堤の中には新緑眩い木々が生い茂っています。
そして!
長男がすぐに発見しました。
「たまねぎ石だ!!!」
工事のために削り取った斜面に顔を出した、大きな玉ねぎ石。
おもしろーーい!
さらに、触れるだけでボロボロと崩れ始める石があったり、
子供たちは夢中です。
夢中すぎて、道中全く、前に進みません。
また、雨で侵食された斜面は「石」が「傘」の役割を担って面白い景色に。
この細い沢が長い年月をかけて岩を削り、
そこを堰き止めて、集落の水源にしています。
子供たちにとっては巨石を次々に乗り越える状態。
アスレチックさながらです。
そして、石を投げることに並々ならぬ集中力を注ぐ次男くん。
ゴールにたどり着くまでに、どれほどの石を川に向けて投げたのか、数え切れないほどです。
歩きやすく整備された階段に感激しながら、たどり着いたのは…
出来立てホヤホヤの治山堰堤。
その奥には、かつて田圃があったであろうと推測される石積みが並んでいます。
ついに、子供たちは沢に入って水遊びを始めました(笑)
全体がちょうど良い木陰に囲まれた沢は、ひんやりして冷たくて気持ちよさそう。
直射日光も少ないので、苔むした情景も幻想的です。
マクロで撮影すると、新たな世界。
存分に楽しんだのち、帰路の下り坂をなぜか猛ダッシュで駆け下りる子供達。
往路とは全く異なるそのペースにより、次男くん、吹っ飛びました。
カメラをむけた瞬間、
「お父さん、シャッターチャンスだよ」
と、言わんばかりのタイミングです。
もちろん、大泣きですが。
しかし、次男くん、10秒も泣かないうちに泣き止んだ。
それくらい、楽しいアクティビティだったのでしょう!
すぐにゲラゲラ笑いながら、引き続き斜面を駆け下りていったのです。
またコケやしないかと、冷や冷やの大人たちをよそ目に。
大人たちも、いい運動になりました。