スペースX社による民間初の宇宙船内が、SFを思いっきり現実化したような姿だったため、その映像が脳裏から離れず…ちょっとした宇宙ブームが私の頭に巻き起こっております。
週末にはAmazonプライムビデオでファースト・マンを見て。
今度は月に思いを馳せはじめました。
そういえば、アポロ計画で月に着陸した話は
アメリカがソ連との宇宙開発競争で優位に立ったことを示すために
「地上で」作られた映像ではないか…
そんな話を聞いたことがあります。
確かに、今回のスペースX社のチャレンジのように、
低軌道にある宇宙ステーションへ人を送り届けることと比較したら
とてもとても、月に着陸する方が断然困難に思えます。
それも、今から60年も前に実現していただなんて…
月着陸は作られた映像じゃないの?と。
いや!待てよ?
日本が月探査機を打ち上げていたじゃないか!
もしかしたら、月面に差し込まれた星条旗が写ってたりするんじゃないの??
そう思って調べてみました。
■月の地形図 Topographic maps of the moon | 国土地理院
月探査機「かぐや」が撮影した月の地形図。
一番最初の大きな写真をクリックすると、Google Earthのように月を好きな角度から。
月の自転周期(月自体が1回、回転するのにかかる時間)と公転周期(地球のまわりを1周するのにかかる時間)が全く同じ27日なので、地球から見える月の姿はいつも同じ、ウサギさん模様になります。
月は球体ですから、その後ろ側は地球から見えない。
見えない側の姿もバッチリ、みることができます。
ハイビジョン動画は迫力満点。
さあ、気になるアポロ計画で月に掲げられた星条旗をみることはできるのか!?
残念ながら、かぐやに搭載されたカメラの解像度では判別が不可能。
しかし!!
その後に打ち上げられたアメリカの月探査機、■ルナー・リコネサンス・オービター – Wikipediaにより、アポロ計画の証拠が示されました。
■星条旗はまだ月面に、ただし最初の1本を除く NASA 写真2枚 国際ニュース:AFPBB News
ロマンですな。
莫大な税金を使って実行される宇宙計画の数々。
それは、我々の生活に役立つのか?アポロ計画のとき然り。
議論が沸き起こるものです。
世界一のスーパーコンピューターを追い求めたときに発せられたあのセリフが頭を過るように。
人は自分が見える範囲が世界の全てだと思ってきた歴史。
その見える範囲を広げることがみる世界を広げることにつながる。
そう考えると、そんな税金の使いみちもありなんじゃないかと、理系脳は思うわけです。
近い将来、「アルテミス計画」として、有人月探査計画も!
■NASA、アルテミス計画の新ロードマップを発表!その壮大な月面基地プランとは? | Space Biz
2ヶ月前に計画が公表され、2024年までに再び人類が月面を踏む。
アポロ計画のときよりも、映像技術は大幅に進歩しています。
映像を目にする日が楽しみ。