差し出されたココアに心が和む

勤務先医療機関にて、新型コロナの感染対策でドタバタしていたのが遠い昔のことであるかのように、今度は新型コロナのワクチン接種で、兼務先の保健機関がバタバタです。

おいらの業務は医療機関の感染対策よりもワクチン接種の方が緊急性と重要度が高くなってきました。
もちろん、感染対策を疎かにするわけにはいかないのですが…。

医療機関の感染対策については完璧じゃないけど、ある程度のルール作りができたので、
あとは医師、看護師をはじめとした医療スタッフに対応のお願いを。
おいらはイレギュラー対応をするくらいにしておき。

ワクチン接種への業務比重を増やしています。

報道でもワクチン接種について議論が飛び交うようになってきました。

現場はまさに、こんな状態。

■ワクチン接種準備 自治体対応は|NHK 首都圏のニュース

3月下旬をめどに65歳以上の高齢者に接種できる体制を確保するなどという想定スケジュールを示し、接種開始から9週間以内にすべての高齢者が1回目の接種を受けられる体制を整備するよう自治体に求めています。

しかし、急ピッチで準備を進める中で不安も抱えています。
1つは、接種の前に記入する必要がある「予診票」です。
足立区では接種を受ける本人に会場で直接記入してもらう方向で準備を進めていて、会場が密にならないよう、予約を受け付ける間隔を15分から30分ごとにして人数を調整することを想定しています。
しかし予診票の様式などが決まらない中で、高齢者が実際に記入するのにどの程度時間がかかるのか計算が難しいということです。

そして、まさに、心の声を代弁してくださっている方のコメントがこちら。

「新型コロナ対応でただでさえ市の財政がひっ迫する中、計画が明確に示されない状況で準備を進めることには不安があります。医師会との調整をはじめ本当に間に合うのか焦りも感じています。まるでピースのそろっていないジグソーパズルを解き続けているような感覚です」と話していました。

今年に入ってから、通常業務の片手間で報道にあるような内容、すなわちクーポンやら医療機関の調整やら、様々な準備をひとりで進めていましたが、もう、限界に達し。
政府から通達される情報を解読して豊根村に当てはめて組み立てるだけでも、組み立てた形に抜けや漏れが出るのではないかというくらい、情報量があふれたり不確定情報が多数を占めます。
よって、今週から、保健師さんや本社の方にも無理言って、手分けしてもらって進めるようにしました。

とはいっても、皆さんも通常業務を抱えながら、片手間です。

一方で、全国各地の自治体ではワクチン接種専属部署が次々に立ち上がっています。

これが、小さな規模の自治体が常に陥る緊急時対応の難しさ。
なかなか、そうはいきません。
そこに割くことができる人は限りがあります。
割いたとしても、誰かが陣頭指揮を取る必要があります。
全く別の部署からいきなりヘルプで入って陣頭指揮を取るシチュエーションに達します。

まあ、なんとか、なるら。

そう思いながら、ひたすら歩みを進めますっ!

土木から医療保健分野に移って、まだ2年経っていません。

しかし、この1年、経験値がどんどん、積み上がる。
もう、4年くらい、医療保健分野で働いている気分です。

それなりに、知識と経験が蓄積されてきました。
また、周辺の保健機関や医療機関とも、この1年は平時を遥かに凌ぐレヴェルで、
相当、綿密に情報連携を行っています。

大変な者たち同士、不思議な連帯感が醸成されて、
直接出会うことが難しい世の中にもかかわらず、
他組織の皆さんが、すぐそばにいるような感じがします。

武田研究室在籍時の辛さに比べたら、まだまだいけるww
当時は独身で若かったから、無敵でしたな。時間もあったし。

ヒートアップしている頭に休養を。
さりげなく、暖かいココアを机に置いてくださった看護師さんに感謝!

応援してくれる人たちがいるから、やっていけます!!!

「差し出されたココアに心が和む」への2件のフィードバック

  1. お疲れ様です。
    コロナ禍の密回避のために土日振替出勤で平日休みになっております。
    何故か(いや、嘘、理由はある)自動車関連(トヨタ系)は好調で、こちらも繁忙ではあります。
    →そんな状況に胡座をかかず、日々人生一生学び、を忘れずに色々学んでいる、つもりです。

    記事拝見し、誠に、誠にお疲れ様です。
    kentaおよび医療関係者(My wifeも含)の方々のご尽力には頭が下がるばかりです。
    多忙を極めているのは勿論のこと、
    中には理解頂けなかったり、話が通じなかったりとCommunicationでのトラブル、悩みも多いと推察します。

    当たり前に行政、医療サービスが提供されることの「足るを知る」気持ちを再認識しました。

    というのと、小規模団体は「専任者」を置けない悩み、、、本当ですね。
    こちらも、実は、これ僕がヤることかな?という仕事も結構やっています(笑)

    答えのない事なのだと思うけど、
    「専任者が居る大規模団体」と「専任者が居ない小規模団体」の個々人の生産性はどちらが上なのか…。
    →個々人の生産性は小規模団体が上でも、マスの力で総合的な出力は大規模団体か…。
     最適解はどこなのか、最適解を探すこと自体が野暮なのか…。とか感じてしまいました。
    (ごめん、そんな事よりも、今目の前のこの状況を何とかせい、なのかもしれないが)

    1. Toshikiさま
      コメントありがとうございます!
      なぜか、これだけ経済が停滞するする言われているのに、株価は鰻登りだし、なんだかもう予測不可能な世の中で楽しくなってまいりましたね。土日振替出勤は、生産技術あるあるでしょう笑笑
      規模が小さい組織になるほど、何でもやらないといけない一方で、意思決定は迅速だったり、手抜きできることが多かったりwwで、それはそれで良かったりもしますね。最適解はもう、マクロなレベルでは語ることは難しくて、ミクロレベルでそれぞれに編み出していくのでしょうかねぇ。
      工具を使って職場車両の冬タイヤへの交換作業や職場浄化槽清掃の手配から新型コロナ感染症対策&ワクチン接種事業に至るまで、受け持つ仕事の幅広さを感じます。まあ、こんなことなかなか経験できるもんじゃありませんから!と思いながらポジティブにいきますw
      なんでもできないとやっていけないと言うのも、小さな組織の特徴かもしれません!

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