久しぶりに…ベッドで寝ました。
横になって眠れるって…幸せやぁ…。
睡眠時間は少なかったけれど、ぐっすり眠れました☆
朝食は↑バイキングで、各メニューには英語でメニューの名前と…
その下には必ず日本語併記。
ホント、日本人観光客が多いんですねぇ。
普通、中国語併記は海外でも良く見かけるとは思われるのですが、
英語と日本語の表記が多い。
これは、街中にも同じ事が言えました。
ますます、海外に来た気がしない(笑)
英語に対してNOストレスです。
かつては金の採掘で賑わった街、クイーンズタウン。
湖の湖底に眠る金を採掘する為に、湖に注ぎ込む河に堰堤を築いて
湖の水を抜こうと試みたイギリスたっての大事業も、どこかで水が漏れたのか…
もしくは注ぎ出す河から水が逆流してしまったのか、
水位がほとんど変化せずに失敗したらしい(笑)
その堰堤の上を通って街を出るところにだけ
クイーンズタウンで唯一の信号機が設置されているそうです。↓
それも、ちゃんと「赤は進んでいけません」とか書いてあるらしい(笑)
信号を見慣れていない、この地方の方向け?
窓を流れゆく車窓を楽しみながら、片道5時間ほどをかけて
世界遺産!ミルフォードサウンドへ向かいます。
ミルフォードサウンドとは、フィヨルドランド国定公園の中にあります。
そう、その名の通り、フィヨルド。
太古の昔に降り積もった雪が自重で圧縮され、氷となり、
それが山の斜面を削りながら流れていったもの。
その削られた跡はU字谷として残り、
氷河時代を終えた海水面上昇により、現在の海水面高さとなると
その谷に海水が侵入して、複雑に入り組んだ入り江となります。
よって、海面から突如高い山がニョキっとそそり立っている…
そんな風景を見ることが出来ます。
道中のバス車内では、日本人ガイドの方がヘッドフォンを配って下さり、
ずっと、到着まで車掌から見える風景を元にガイドして下さいます☆
タダ単にバスに乗るだけではなく、移動中も思いっきり観光できます。
クイーンズタウンの街を出ると、すぐにこんな風景の連続になります。
日本では見ることのない景色なので、もう、興奮しちゃって(笑)
ほとんど寝ることもなくガイドさんの話に耳を傾けながら風景を楽しみました。
道中には、ちょこちょこと田舎町が現れては消えていったんですが、
そのほとんどが100人程度の小さな街。
主な産業は牧畜で、たくさんの羊や牛、そして鹿が見えました。
この「鹿」なんですが、もちろんNZ原産種というわけではなく、
カナダ(だったかな)から食肉飼育の為に持ち込まれたそうです。
最近は、鹿肉生産が流行っているらしい。
そして、食肉と言えば、NZでは鶏肉よりも牛肉や羊肉の方が安いそうです。
それは何故かと言いますと…。
こちらの酪農は放し飼いが基本でして、鳥も放し飼い。
すると、捕まえたりするのが大変で、人件費が高くなってしまい…
結果的には鶏肉の方が高くなってしまうのです。
途中で、テ・アナウの街でトイレ休憩&お土産ショッピングをちょこっとだけ楽しみ、
更に進むと…
国立公園の入り口へ!
こちらはさすがに国立公園だけあって、
農業や酪農などは禁止されております。
よって、羊などは一切見られず。
その代わり…手つかずの原風景を大いに楽しむことが出来ました!
こちらもその一つ。
途中、景色の良いところでバスが「フォトストップ」として止まってくれ、
ちょっとした時間ですが、その原風景を堪能しました。
で、外国人さんに写真を撮ってもらうと…
カメラの話題になり(笑)
「良かったら交換しないかい!?」
って(汗
もちろんジョークですがw
そして、こちらは次のフォトストップ「ミラーレイク」。
晴れていれば…ですが、水の綺麗な湖面上に高い山々の姿が映し出されるそうです。
残念ながら、この時点で小雨ぱらつくあいにくの雨…
昨夜、雨具代わりにパーカーを買っておいて良かった(汗
ミルフォードサウンドは高い崖に囲まれている為、
その崖を…かつては徒歩か、もしくは空路でしか行くことができなかったそうです。
しかし!
現在は、その高い岩壁をくりぬいたトンネルができているので、
自動車で行くことができます!
ただ、簡単に…というわけにはいかず、
この真夏の時期は心配ありませんが、雪が降ると道路には常に雪崩の危険性があるらしく
通行止めになることもしばしばあるそうです。
よく見ると、その傷跡が道ばたのそこらかしこにありました。
木々が生えている最中に、
その木々が全て押し流されてしまったような跡があるんですよ。
こんな感じ。わかりますか?
岩肌が縦に通り(雪崩部分)、そのサイドにだけ植物が植わっています。
で、その道路を進んでいき、トンネルを抜けると…
そこは!
じゃじゃ~~ん!
いきなりこんな景色が目の前に広がったので、かなりびっくり。
車内からも歓声が☆
Oh!Wow!
テンション上がってきたー!
やはり、氷河で削られた風景と言えばU字谷。
シルエットが「U」だ!
衛星から見ると、こんな感じです。
最後の三つ目のフォトストップは「奇岩」です。
日本的に言うと…「甌穴」
ポットホールというやつですね。
とは言っても、「ホール(穴)」を通り越して、
既に貫通してしまっているのか…な?
さすがは岩山。
水の力で岩が削られ、水流によってなめらかに切り取られたその岸壁は
とっても奇妙な形をしていました。
が、ここでトラブル!?が!
嫁さん、ビデオの録画スイッチを押すのを忘れてしまった!w
そのまま撮影していたようですが、どうしても祖父にその映像を見せたい!
ということで、リトライw
また山を登り始めましたw
おいらは三脚抱えていたので麓で待っていましたが、
その待っている5分程度の間に…
ミルフォードサウンド特有の虫「サンドフライ」に刺されてしまった模様…。
いや、その時は全然知らなかったんですが、な~にか虫がたかってくるなぁ~
って思っていたんですよ。
で、最後の目的地ミルフォードサウンドに向けて出発したところで、
ガイドさんが「サンドフライというハエのような虫が飛んでいるので、噛まれないように気をつけて下さい」
って、言ったんですよ。
その時は、へぇ~気をつけよう。
って思っただけだったんですが、なにか、手の甲に赤い点が…。
まさか…
と、思って、つまんでみると、
血が出てきた…(汗
か…噛まれた…。
大きさはホント、ハエのようなサイズの虫だったんですが、
ガイドさんによると2週間くらいはかゆいらしい…
どどーーん(汗
さてさて、車窓には…
さすがは年間降水量8000ミリ地域。
特に、ここ数日は雨が降り続いていたらしく、
このように岸壁から流れる水路が自然に形成されておりました。
ホント、至る所に。
不思議な風景。
さあ、そして船着き場にバスが到着し…
船長にチケットを渡して乗船!
案内された2階には…なんと、kntの貸し切りVIP席が!!!
しかも、利用者は我々4人と2人の日本人夫婦のみ☆
広々ですやん!
そして、船上ランチ☆
その内容というのもまた…受ける…日本食(笑)
ガイドさんからは、シェフが日本人じゃないので、あまり味の保証は出来ませんと
言われたものの、外国人的な味付けの日本食で面白い(笑)
まだまだ日本食が懐かしくなってはいませんでしたからねぇ☆
寿司がおかずだし(笑)
こちらの寿司は、それほど酢が効いていない感じ。
味付けは外国人に合わせてあるのかな。
食事を終えて、船外のVIPラウンジに出てみると、
こんな感じでそこら中の斜面が滝になってました。
雨が降った日に見られる光景だと言うことで、
晴れていなくても、こうして楽しむことができるんですねぇ~
大きな滝をよ~っく見てみると、そのたもとに船が一隻…
えらい近づいている!!!
なんか、うちの船も近づいていっているんですけど…
これはまさか…
おおお…
おおおおおおおおおおおおおおお!
ち…ちーーかーーいーーーーー!
思いっきり、水浴びさせて下さいました(笑)
船長、ぐっじょぶ。
そして船は外海へ向かってどんどん進んでいったんですが、
外海に近づくにつれて波もどんどん高くなり…
ジェットコースター状態(笑)
船の屋上テラスに出てみると、まともに立っていられない(汗
しかも、他のお客さんが、吹っ飛んで壁に激突(汗
だ…大丈夫か!?
こうして、スリリング満点の2時間クルージングは終了しました。
いやぁ~楽しかった☆
これが、クルージングコースです。
帰りのバスからも景色を存分に楽しみました。
しっかし、今回のバスツアー。
英語のガイドは、バスの運転手さんが時速100キロでくねくね道をかっ飛ばしつつ、
ひたすら喋り続け(汗
ホント陽気で面白い(笑)
また、ガイドは日本人女性の方が勤められ、
この方は船内の日本語ガイドもされておりましたが、
めっちゃめちゃガイドがうまいんですよ!
行きの道中3時間、ずっと喋りっぱなしで、
「えーと、」とか「え~」とか、無くって、とてもスマートなしゃべり。
また、知識の量も半端無いと思いました。
だって、原稿なしで、3時間喋りっぱなし。
母達は、原稿を読んでいるんだと思っていたそうです。
それくらい、日本でも経験したことのない上手なガイドでした☆
(帰り道で見えた綺麗な黄色の花々)
(鹿牧場)
夜8時近くにクイーンズタウンへ無事到着!
さあ、これから腹ごしらえです。
現地滞在員の方から勧められた、街の中でも歴史有り、
数々の賞を受賞しているという「ローリング・メグス」という店へ。
お店への入り口が良く分からず、
お店が入っているであろう建物に入ってみると、2Fがローリングメグスと書いてありましたので、
エレベータに乗って行ってみましたところ…
目の前に
厨房(汗
あれ~?
と、思って店員さんに聞いてみると、
厨房側から店内に案内されました(笑)
苦笑されながら(笑)
どうやら、店員用通用門だったようだ(汗
気を取り直して、食事はと言うと…
これですよ!
NZといえば、ラム肉。
若干レア気味の焼き加減ですが、
ジューシーでとってもおいしい!
いやぁ~最高です☆
昼間はアクティブに動いて、食事はガッツリ!
生活がだんだん欧米風に…!?
店を出ると、夜の街でショッピング。
お土産屋さんは23時近くまでやっているところがいくつかあったので、
ホント、その時間までショッピング(汗
今日も飛ばしまくりやなぁ。
ブルーパールや、セーターといった、NZらしいお土産をゲットです☆
このセータというのも、ポッサム25%メリノ羊75%の毛を使っていて、洗濯機で洗えるのです!
このポッサムというのが不思議な扱いを受けている動物でして、
原産地であるオーストラリアでは保護獣、
そして持ち込まれた先のニュージーランドでは害獣なのです。
元々、NZではキウイなど飛べない鳥たちが天敵のいない天国のようなこの島で暮らしていたんですが、
ポッサムがオーストラリアから持ち込まれたことにより、
卵を食べられてしまいその数が減ってしまったようです。
よって、ポッサムは敵!
害獣としてハンティングされているみたい。
また、そのセーターを買ったお店、
店員は全部日本人。
日本人が店員さんだったら、母達も…おいらたちも話したり商品についての質問がしやすいですよね☆
母達もノリノリで買い物(笑)
閉店間際まで(汗
こうして、長い長い三日目が終了☆
既に疲れが溜まりかけておりますが(汗
明日はNZの最高峰マウントクックの麓に向けて出発です!
<今日の足跡 by GPS>
ポットホールは東栄町内の川にもありますね(笑) 向こうの羊の肉はクセがないのですかねえ?
>koppaさん…?
煮え淵に預かり淵、ポットホール見に行ったことがあります!
まさに、奇岩!という感じですよねぇ~
ちなみに、向こうの羊は、産まれてから半年までの子羊の肉をラムと呼んで肉として食べるそうですが、それ以上の年齢の羊はマトンとか呼ばれて、ソーセージなどの加工食品にしかならないそうです。
よって、まだ小さいのでラムはクセなしに食べられるそうですよ。