宿直明けの朝。
昨夜は無線装置の試験電波なのか、
寝る直前から、ずーっと一定期間でブザー?アラート?が鳴り続ける。
ピーヒョロロロ。
なんとも間抜けな音でありますが、
睡眠を妨げるには十分であります。
午前7時半頃から、普段は見ない私服姿の職員さんたちが職場に集合。
というのも…本日は、職員会旅行前半戦グループおでかけの日。
土日だろうと業務があったり有事の際に先だって動く必要がある職場。
職員全員が一斉に旅行へ行くわけにはいきません。
そこで、2階に班分けして旅行へ出かけます。
おいらは、次回のグループ。
バスに乗って出発する皆様をお見送りしました。
そしてっ!!
そのバスを運転されるのは、先日、少年野球郡大会閉会式で、
華麗なるマジックショーを見せて下さった東栄町の議長さん。
宿直と日直の交代時刻を経て、一旦帰宅。
すぐに息子の支度を調えて、再び職場近くのとよねドームへ。
午前中は豊根少年野球クラブの練習です。
雨により、あいにくのグラウンドコンディション。
よって、とよねドームでの練習となっております。
今回、コーチさんたちが多忙を極められ、1名体制。
おいらと後輩君のふたり、保護者も練習役を買って出ます。
お母さんたちも、球拾いや球拭き。
まさにチームのスローガン、全員野球であります。
お昼頃、練習が終わり。
大慌てで帰宅し、今度はおでかけの支度を調えまして、
ばあばと息子を乗せて名古屋へ。
前回は豊根村で開催した武田先生の情報の会ですが、
再び通常営業に戻って、名古屋市内は鶴舞にて開催されます。
おいらはそちらが目的地で、
ばあばと息子は、ばあばのお姉さん宅へ遊びに行くのが目的。
情報の会、開始時刻を5分回ってしまいましたが、
一番最初のプレゼンターが発表する直前で準備中!!間に合った。
と、その準備中の時、着席した席がたまたま武田先生のお隣。
先回の豊根村開催の振り返りから派生して…
写真と絵画について雑談。
「さかもとくん、写真に時間軸を入れた表現はできないかね?」
へっ!?
時間軸??
写真はその「瞬間」を切り取る芸術作品とばかり思っていましたが、
時間軸…なるほどなぁ。
先生が、絵画を比較対象に出して解説してくれました。
例えば、ピカソの絵画というのは、単なる写実ではなく、
そこに心情や社会、肖像画であればモデルとなった人がたどってきた
人生の深みが絵画の中に「線」として描かれている。
2Dである写真に時間軸を加えた3Dとする。
なるほどなぁ。
同じ2Dである絵画と写真と考えれば…出来うるかも?
ちょっと、研究してみます。
さて!発表準備が整い、お題は…なんと!
ポケモンGOであります。
発表テーマは、何でもありという情報の会。
ただ、知識を発表すれば良いというシロモノではなく、
そこに独自の見解や視点、考察が必要となってきます。
まず、プレゼンターから提示されたタブレットには、聖地である鶴舞公園。
リアルタイム描写で鶴間公園のポケモンの聖地を見るのは初めてですが、
あんなにたくさんのアイコンが…ウヨウヨ。
というのも、この会場のすぐ隣が鶴間公園。
株価をベースにしたゲームの歴史から振り返り。
ゲームとは、人生における「プラス」の部分を切り取った没入ではないかという考察。
ニンテンドーのGAME Watchから始まり。
1997ディアブロ→初めて、パソコンでインターネットを利用するゲーム。
これが、ネットワークを経由し、多人数でゲームをする時代の幕開け。
日本人のコレクションニーズを満たす。
その種のソシャゲに火が着きやすい。
クリアする楽しみからコレクションの楽しみへ。
ゲームの今後は、経験を共有する方向へ進んでいくのではないか。
そこで間髪入れずに、武田先生からコメント。
「人類は暇になってきている。」
人工知能のトピックスがニュースに踊る毎日ですが、
人工知能以前から、機械装置などで人間が楽できるような社会は構築されてきました。
土木機械、農業機械、機械のお陰で人間の負担は大幅に軽減。
雑用をシステムやロボットがやってくれるように。
すると、人間は暇になる。
暇になるから、暇つぶししないと生きる気力が養われない。
そのひとつがゲームであり、
元をたどれば、将棋や囲碁、テニスや野球などのスポーツも一緒。
人々が日々進めている仕事も、そうなのかもしれませぬ。
人間は目指すべき所に向かう道すがらであれば、投資を向ける。
さて、おいらはポケモンGOに詳しくないので質問を。
これは技術革新が成したものなのか、既存技術にアイディアを上乗せしたものなのか?
その回答は…
技術革新というよりも、閃き、コロンブスの卵的なモノ。
既に存在する技術の中で、組み合わせて利用する。
あ!そういう方法があったのか!
例えば、SONYのウォークマンが出たときに近い感覚。
すなわち、後者の部類に入ります。
ただ、数多くの人がプレイするには、大きな負荷を受け止められるサーバーが必要で、
それは技術革新を伴う必要があります。
続いてのプレゼンターは…
会を主宰する武田先生。
まずは、武田先生によるプレゼンの極意からスタート。
プレゼンにおいて、シートをたくさん出すと言いたいことが伝わらない。
ただし、研究者の癖として、データを示さないという罪悪感もある。
よって、枚数を絞ってプレゼンすると受けが良い。
本題に入りますが…ブログに記述するには少々難解でして(汗
複数の話題構成となっております。
我々の認識は、どういった情報をベースにしているかによって、全く異なる形となる。
日本が第二次世界大戦に参戦するときに開かれた御前会議。
戦わなくても滅びる。
戦っても滅びる。
どちらを取るべきか。
それならば、戦って滅びた方が良い。
それを具体例として、
女性の喫煙率は数十年来一定であるが、
女性の肺がん死亡者数は20年間で1万人から2万人に倍増。
全体像を眺めて個別像と比較することが大切で、
全体像と個別像が全く異なる事例があることをわきまえておくべし。
データで嘘をつく理由、モチベーションは何か?
ここで言うデータと嘘というのは、気候変動やリサイクルなどなど。
景気が上下するたびに、上流階級へ下層階級の資産が流れ込む。
生産量が一定で、消費量が一定に。
同じように働いているのに、何故景気に波が出来るのか?
働き方が一定なのだから、景気の上下は発生しないはず。
ピラミッドの低いところから高いところへ、金融資産が流れ、
ピラミッドの状態が維持されるようにされている。
(公の人だから、顔出しさせて頂きまして…)
景気が上下するというのは、ひとつの幻想か?
上流階級へ資産が流れ込むために、必要な仕組みかもしれない。
生活を変えてしまうと、高齢者になる。
50代に仕事をしていた頃と同じ暮らし方を続ける実験。
あるとき、ポキッと折れるまで続けてみよう。
という、自らの身体を使った実験中。
一般的に老人と言われる情報に惑わされない覚悟。
自分が老人だと自覚したら、本当に老人になってしまう。
視覚と聴覚。
講演を聴くときは目をつむって聴く。
視覚を遮って聴覚のみを使う。
なぜなら、視覚は脳に届かないが、聴覚は脳に届くから。
なるほど、だから国会中継で目をつむっておられる先生方が多いのか?
武田先生も、講演を聴くときは目をつむっておられ、目を開けたとたんに
スバズバズバ!っと講評されます。
さあ!ラストプレゼンターは…元キックボクシング世界チャンピオンの佐藤選手!
佐藤選手といえば、辞書の旅。
新明解国語辞典を隅々まで読破されているチャンピオンです。
舟を編むという小説がきっかけでスタートした辞書の旅。
ことは単純で、「あ」から順番に一言一句漏らさず、辞書を読み続ける。
所感を1ページの中から2語持ち出して、解釈と妄想を付与し、
TwitterやFacebookにアップする。
ポイントは、「情熱を小出しにする」こと。
キックボクシングでも同じで、一気にやり始めると続かない。
少しずつ小出しに練習をすることが、続ける秘訣。
現在、1192ページ読破。
「は」行に突入。
印象深い単語は「恋」。
「愛」との違いも解説してくれました。
が!武田先生からコメント挿入(笑)
理系的な辞書で愛を表現すると、
利己的に自分の寿命を延ばすために必要なものが愛。
だそうです。
意味を理解するのに、時間を要します(汗
また、プレゼンの中では、逆引き…意味から単語を類推ゲームも!
佐藤選手、プレゼンの腕前がグングン上昇中であります。
めっちゃ、面白い。
複数の編集者において、辞書は編集されている。
毎日辞書を読んでいると、文体から、誰が書いたか分かるようになるそうです!!
辞書の旅は話題から話題を呼び、今の辞書を読み終わったとき、
辞書出版社から、うちの辞書を贈呈するので読んで欲しい…と、
営業を受けることもあったそうです。すげっ!
こうして、本日のプレゼン、3本が終了しました。
新聞、テレビ、ラジオ、雑誌など…どういった媒体からも得られない、
独特な感性と情報が詰まったこの会。
往復4時間かかろうが、来る価値あります。
プレゼン終了後は、夕食会。
本日のプレゼン内容の延長戦から、前回の豊根村開催の振り返りに至るまで。
話の止まない濃密な時間を過ごしました。
んで、ばあばと息子と合流して23時に豊根帰着。
車内で爆睡した息子をたたき起こして無理矢理風呂に入れてやったとおもったら、
今度は娘が起きちゃって、1時間近く抱っこして揺すり、寝かしつける。
ああ、午前2時。
明日は朝から消防団の北設楽郡連合会の訓練会です。