消防行事がある日は、いかに寝不足であっても、
朝になるとバッチリ、目が覚めます。
訓練服を身にまとい、支度を調えて村内の集合場所へ。
そこで清水館のマイクロバスに乗り合わせ、
豊根村消防団第1部メンバーで設楽町の奥三河総合センターへ。
最初に与えられた任務は、駐車場整理です。
消防団の訓練で駐車場整理?と思われるかも知れませんが、
今回は、通常の連携訓練ではなく、講演会!!
消防団の訓練会で講演会というのは初体験です。
でも…それも大切なこと。
もちろん、ポンプの扱いや指揮命令系統など、
身体で覚えるべき事は、たくさんありますが、
災害など有事の際には知識があるのと無いのとでは、行動に大きな差が出ます。
特に、大規模災害時には情報網が分断されるケーズがほとんど。
指揮命令がどこまで届くか分かりません。
そんなときは、個人個人が持つ経験や知識が、災害対応に大きな威力を発揮します。
今回のテーマは平成28年8月20日の広島豪雨災害(土砂災害)の概要と、
その後の対応について。
講演者は、遠方、広島県からいらっしゃった、
消防庁の消防団員確保アドバイザーの方です。
四方を山に囲まれた北設楽郡内では、
降雨時には常に土砂災害のリスクと隣り合わせ。
まさに、自分が担当する仕事と直結する、講演内容。
治山や治水、砂防。
最も効果的な対策は砂防ダムや急傾斜施設など、ハード施設の整備工事ですが、
それには相当な税金が投入される必要があります。
降雨は、施設が整備完了する時期を待ってくれません。
その場合、ハザードマップの整備など、ソフト対策を先回りして実施し、
危険な場所を認知して、気象情報によっては危険から遠ざかる判断を。
自分の家の周りの状況を最も熟知しているのは住んでいる人です。
その手助けとして、地形や土質などから推測される災害危険性について、
地図を整備してインターネット上、集会施設などに配備。
ネット上にある地図データベースは飛躍的に情報量が増えています。
実例として広島県における土砂災害発生時の状況や、
そのとき消防署や消防団員がどう動いたのか、非常に興味深い説明。
明日は我が身と思うと、話を聞いているだけで緊張します。
特に、亡くなられた方がいらっしゃり、
それがどういった状況であったのか。
想像するに、胸が締め付けられる。
報道からは知ることの無い、生の情報、経験談です。
例えば、119番通報について。
消防職員総出で対応に当たったとのことですが、それでも回線はパンク状態。
とにかく、大規模災害においては、個々の判断に大きくゆだねられる。
街全体が壊滅的な状況になるのだから。
そのため、事前に知識を蓄えておくことの大切さ。
大災害は、一生のうちに何度も経験するようなシロモノではありません。
経験から学ぶことが出来ない。
だから、知識を蓄えるしか方法はない。
それも、実働部隊である消防のみならず、
地域住民の一人一人が知識を持っていることが大切だと。
繰り返し述べておられました。
災害が発生する前、日常時に消防団員が行うべき事として、
資機材のメンテナンスも重要ですが、
まずは、災害発生時を想定した家族の安全を家庭内で話し合っておくこと。
災害が発生すれば、いの一番に消防団員へ招集がかかります。
ただ、その消防団員は家族を守る立場でもあり、
出動してしまい、妻子だけ自宅に残されることになる。
災害発生時においては最初に家族の安全を確保。
もしくは自分がいなくとも、家族が避難等できるように行動をシミュレーションしておくこと。
広島県における土砂災害では、女性消防団員の活躍もありました。
男手が現場へ向かって出払ってしまった一方で、
避難所の運営には女性消防団員の活躍が大きく、
避難所で問題になりやすい衛生面の確保に尽力されたそうです。
衛生面は避難生活においてストレスと直結。
男女で役割分担し、地域を守る姿に感銘を受けました。
午前中で訓練会は終了し、お昼時。
第1部の有志で食事に出かけました。
道中の車内では、講演会の内容を意見交換したり、日々の情報交換。
また、後輩君が持つ素晴らしい能力を知り!!
豊根村には才能ある人材がたくさんいますっ!!!
部長さんから、美味しいお食事をご馳走になりました☆
なんと!!
東栄町古戸にあったラーメン屋「ふきのとう」と同じ…あの味噌ラーメンの味わいが!!
豊川市内で味わえるようになっていたのです!!
しらなんだ。
一緒に行ったメンバー、みーんな「ふきのとう」のラーメンが大好き。
懐かしい味わいに、感激の汗をかきながら食しました。
ちょうど、豊橋へ出張するときのルート上に店舗があるので、
お昼過ぎの出張のときとか、立ち寄ってみようかな!
営業日、営業時間は以下のとおりです。
気さくなご主人でした♪
豊根村まで戻って来て、第2部の詰所に合流し、
今夜も夜更けまで語らいました。
振り返ってみると、今週末は全く自宅におらなんだ。
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