地域住民と密接に関わり合うお仕事。
この業態におけるマーケティング的お仕事のひとつが地域要望の把握です。
地域のニーズを現地現物で把握し、
その緊急度や重要性、関係する人の数などなど、
様々な指標を用いて、問題解決する優先順位を定めていきます。
限りある資源(予算)を、いかにして有効に生かすことができるか。
ある種、腕の見せ所。
特に、道路だと不特定多数に関わることから、個人レベルに至るまで、
また、発生状態によって財産を侵害する懸念があるといった、
緊急度の高いものもあるため、優先順位付けが難しい。
現場の状態を把握する時期、天候、時間帯によっても、
判断を揺るがすくらい現場は変化します。
やっぱり、写真じゃなくて現場を見ることは大切。
というわけで!前置きが長くなりましたが。
村内5地区、各地区から集約された要望事項について、
各箇所を区長さんに御案内頂き、巡ります。
もちろん、道路だけではなく、様々なニーズがあります。
ただ、その中でも割合的には…ほとんどが道路、河川、そして…森林に関すること。
今年もたくさん頂いた要望リストを順番に巡る、
最初の日となる今日は上黒川区全域。
項目数にして30箇所近く。
その多くは、道路の沿道に生い茂った木々の景観整備事業箇所。
午前中いっぱいをかけて、全域を巡り、対策方法を考えました。
慌ただしい半日を終えて、午後から工事現場の立会です。
特殊車両シリーズのようになってきましたが…(笑)
今回登場する、こちらの車両に搭載された機材。
その名も…
パーカッション。
打楽器を思い起こさせるような名前…というか、そのまんまですが!
アームの先端に取り付けられたシルバーの円柱状の物体。
「カン!カン!カン!カン!」
けたたましい打撃音と共に、円柱がずずーんと沈んでいきます。
確かに、打楽器だ。
先端にはダイヤモンドビットが取り付けられていて、
どんなに硬い岩でも、コンクリートでも、まるで豆腐の如く…。
深い穴を掘る…というよりも、土を押さえつけて開いた穴。
そこへ電柱が挿入されます。
今回の目的は、電柱の移設。
今、絶賛築造中の改良村道。
そのルート上に電柱が位置するため、移設工事を中電へお願いしました。
新品、ピカピカの排水構造物も、出番を待っています。
思わぬトラブルに襲われて、日が暮れる頃にバタバタしてしまいましたが、
電柱建立完了。
焦った。
マジで、焦った。
連絡不行き届きもあって、本当に、申し訳ないです。
反省しっぱなし。
今夜は宿直。
なんか…焦ってくたばりました、今日は。
ゆっくり寝られることを願って。