今までそこに無かった道路ができあがりつつある。
工事プロセスの物語も、佳境へと突入。
舗装工事まで、あと一歩。
振り返れば、この道路は一番、時間を割いて取り組みました。
それだけ道路を使う人が多く、調整や要望解決に悩みました。
工事と用地交渉の、いずれも自分で担当し、
道路を作るという一連のプロセスを、自分の肌で感じることができた道。
並行して進めている用地関係も、最終段階にさしかかっています。
なんたって、道路ってのは、一度作ったら何十年も残ります。
できる限り、工事の中で懸案事項は払拭しておきたい。
施工業者さんへも、無理ばかりお願いして…
でも、思いは一緒。
良いものを作って、地域の人に喜んでもらいたい。
嫌な顔など全くせず、対応して下さっています☆
まだ、感慨に浸るには早いですが。
道路工事は、ものづくりであります。
モノを作るにあたって大切なことは、QCD。
クオリティ、コスト、デリバリー。
品質、価格、納期です。
価格は入札によって担保され、納期は工期遵守により担保される。
品質も、もちろん!!
段階に応じて、検査項目が複数有ります。
それらを受注した事業者さんや我々監督員、双方がよく知っている必要があります。
けれども!
いかんせん、経験値の乏しいおいら。
書籍読んでも、イメージが湧かないものは湧かない!
用語を知っていても、形が付いてきません。
そんなとき、工事の現場で現地現物講習。
今回は、現場密度試験(略して、ゲンミツ)、プルフローリング試験です。
現場密度試験とは路盤の締固め度を測定する試験で、今回は砂置換法。
締め固めた路盤に穴を掘って、掘った土の重量を
穴のサイズで除算することにより、密度をはじき出します。
穴のサイズは、穴に砂を入れて計測します。
プルフローリング試験は、車両を用いて路盤に荷重をかけ、
目視によって路盤に沈み込みなどの異常が発生しないか確認する試験です。
ほとんどの事業者さんは、質問をすると丁寧に説明して下さいます。
今回の現場は特に!
いつも一緒に地域活動をやっている先輩が現場を仕切っています。
めーっちゃ、丁寧に教えてくれました。
浮かび上がる疑問にも、全て答えて下さり。
おいらも少しずつ、バージョンアップしていきます。
土木のこととなると、アツくなっちゃいますが、
今夜は土木のこと、林業のこと、アツイ想いを持つ村内の皆様が集合。
おいらも、仕事上では土木を担当しているということで、
その場に席を作って下さいました。
村内の林業、土木を担う経営者集団。
そして、村民から信託を受けた議会の皆様。
そしてそして…県民から信託を受けている先生。
最も鮮度の良い情報を持っている方々同士での意見交換、
その場にいることで、現地現物的に風の流れが目に見えました。
会議室で夜更けまで。
さすがに、ここには詳しく書くことははばかられますが。
考えるべき視点がたくさんありました。