現場で打合せ。
午後から村内某所に出かけたところ、
ちっちゃな鹿、バンビさんに遭遇。
おいらの姿を見るなり、慌てて走って逃げる姿。
あら。
お父さんとお母さんはいないのね。
また、山中の現場に立ち寄ったところ、こんな姿になった立木が。
鹿か?
いや、鹿にしては…
この高さ。
熊の爪にしては、ひとつのひっかき傷に3列の模様があるし、
あ…。
爪じゃないのか。
クマは、5月~7月にスギの皮を剥ぎます。形成層(甘皮)の部分を前歯ではいで、糖分を含んだ樹液を薄皮と共に食べます。植林地内でも、最も成長の良い立派な木が選ばれます。幹にはクマの前歯の跡が残ります。樹液は、スポーツドリンクを少し薄めたぐらいの甘みがあります。クマに皮を剥がれた部分からはカビや腐朽菌がはいり、変色したり、腐ったりして木材価値が激減するので、林業家からクマは大変嫌われ、恐れられています。
クマの前歯の跡か!!
山中の現場に出るときは、熊避けの鈴必須です。
こんな山の中にも、村道があります。
さて、帰路に就くか。
そう思ったとき、ふと、村長さんがおっしゃっていた言葉が頭の中で引っかかった。
笹の花が、大量開花していると。
その場所に、立ち寄ってみよう。
すると…
林道沿いにずらーーっと、これでもか!ってくらいの笹の花。
これは見事だ。
未だかつて、群生が一気に開花する様子なんて、見たこと無い。
見慣れぬ光景だけに、異様な雰囲気。
花開く時期は少し過ぎた様子です。
一説には、笹の花は60年に1度とか120年に1度の開花と聞きます。
開花した後、一気に枯れてしまうと。
ちょっと現場に出ただけですが、珍しい光景に数多遭遇しました。