鳥取県のお山といえば、大山(だいせん)。
これまで鳥取県に何度も来ていて、まだ大山には行ったことが無いという、神社で言えば片参り?のような状態であった我が家ですが、子どもたちも自分で歩けるようになったし!登山とまではいかなくとも、高原を楽しもうじゃありませんか。
おばあちゃん宅を出発し、途中、琴浦町にある「鳴り石の浜」へ立ち寄る。
クルマに乗ってすぐに寝てしまった子どもたち。
子どもたちって、なんでこんなに石が好きなんでしょう。
バッチリ目を覚まさせるほどの、丸い石が海岸線に並んでいます。
角が取れて、まんまる。
普通、海岸といえば砂浜か、岸壁か。
おおよそ、直径5センチから20センチくらいの石が無数に敷き詰められた海岸なのです。
ナビで検索しても出てこなかったくらい、知る人ぞ知る。
琴浦町観光協会サイトには掲載されていましたが、そこでカフェを営む御主人にお話を伺ったところ、この地が観光化されたのも近年においてのこと。
御主人はいわゆる「移住者」で、地元の人たちは観光資源にならないだろうと思っているものを、外からの視点で掘り起こしていくという、実際に外から訪れた我々は子どもたちも含めて感激しました。
カメラを置く台があったり、ちょっとした気遣いですが、素敵な雰囲気を味わって家族集合写真。
そして、本日のメイン。
大山へ!
富士山と同じ成層火山であり、裾野が広がって周囲には牧場が点在します。
山の頂上を中心に、放射状に道路が広がっており、麓から真っ直ぐ山頂に向けて抜けていく道路は爽快そのもの。
目指す目的地は大山寺。
門前参道は石畳の道。
と、その前に、郵便局で手紙を差し出し。
全国津々浦々に張り巡らされた郵便局ネットワーク。
さあ、走れ走れっ!
緩やかな傾斜を楽しむように、走っては止まり、走っては止まり。
こんなに長い坂道は生まれて初めて次男君。
階段はもう、力尽きました。
お義父さんの肩車で悠々自適。
昨年、開山1300年を迎えました。
■大山寺 (鳥取県大山町) – Wikipedia
大山寺は奈良時代に成立した山岳信仰の霊場であり、養老2年(718年)に俊方(金蓮上人)によって開かれたとされる。『選集抄』や『大山寺縁起』によると、俊方はある日大山で鹿を弓で射たが、その対象が鹿ではなく地蔵尊だったと知った[1]。俊方は殺生は罪深いことだったと悟り、出家して「金蓮」を名乗り、草庵をむすび地蔵菩薩を祀った[1]。この草庵が大山寺の起源とされる[1]。なお、この「起源」の説話が影響しているのか、現在でも、大山には石造りの地蔵が多数みられる[1]。
お寺の鐘を鳴らして、その音に驚く子どもたち。
もう少し進んだところに神社があるのですが、子どもたち3人を抱えて行くには、もはや大人たちの体力が保ちません。残念ながら今回は諦めて、また来たときの楽しみに。
ちなみに、大山の参道を歩いていて驚くのは…至るところに「mont-bell」の文字が躍っていること!!
山岳信仰のこの地だけあって、mont-bellブランドを敬愛する人たちとニーズが合致。
この店舗のみならず、mont-bellが参道をジャックした!!と思えるほど、お店が並んでいます。
マンホールのデザインまでもが、mont-bell。
お土産の、どら焼きもmont-bell。
もちろん、mont-bellショップもあります!
大山は国有林となっており、頂上に向けて急峻な斜面が続きます。
そういった場所には砂防や治山がたくさん入っているもの。
この地では、治山がその役を果たしていました。
規模としては砂防構造物といっても差し支えないほど大きいのですが、さすが国直轄の治山事業。
mont-bellショップの隣には、治山構造物が並びます。
土木構造物も楽しめます。
大山をぐるっと一周する道路を走ると、道路自体が治山構造物の一部を構成しているような場所もあり。
とっても、楽しめました。
さあ、お昼ご飯だ。
その前に、デザートだ。
さすが、ゴールデンウィーク。
こちらで昼食を…と思っていたら、激混みの20組待ち。
周囲の牧場で遊んでいたら、あっという間に順番が回ってきまして。
無事、お昼ご飯にありつけました。
豪華な昼食プレート、そしてステーキ!!
ステーキを選択したのは…本日、めでたく誕生日を迎えた我が妻であります。
好きなものを頼んでくれ!
美味しい昼食の邪魔をしないように気を使ってくれたのか、次男君。
グッスリ、お店のイスに横たわって昼寝に突入してくれました。
牧場には牛が放牧されており、
「うちーー!うちぃーーー!」
子どもたち大喜び。
そして、カメラに目ざめる長男。
牧場の向こう側に、海が見えるのが分かりますでしょうか。
あの弓状にしなった砂州の向こう側に、境港。
日本地図の形が見えます。
その背後には、そびえ立つ大山。
ここから倉吉市内に向けて、大山をぐるっと一周する道路を進みます。
自然林豊かで、ドライブルートとしても最高。
倉吉市内で夕食の買い出しをし、おばあちゃんとお義父さんが待つ宅へ戻ります。
今夜は海の幸を堪能!
叔母さまもいらっしゃり、ここで…妻からおばあちゃんへ88歳、米寿のプレゼント!
この日のために、妻が似顔絵を描いて。
「あちゃちゃ、なんだぁ~。ありがとなぁ~~」
おばあちゃん、とっても喜ばれ、幸せなときを過ごしました。
可愛らしいおばあちゃん。
さらなるご長寿を!!!