初Zoomミーティングは在宅医療勉強会

午後、お昼下がり。

子どもたちは賑やかに家の中を駆け巡り。
そんな中ではありますが、日常を残した空間で初めてのZoomミーティング。

名古屋の薬局で、仕事ではオンライン服薬指導(国家戦略特区事業)でお世話になっている方からお誘いいただきました。

仕事で…とはいえ、仕事をするずっと前から、知り合い同士でした。
偶然、豊根村で一緒に仕事をすることになるなんて、思いもしなかった!

そんな方が今回のミーティングのコーディネーター。

「今回は、豊根村にゆかりの深い井上さんも、参加されますので!」

そりゃあ面白そう!
それならば…と、わけもわからぬままZoomミーティングアプリをインストールして、
時間が来るのを待ちました。

時間が来て、見知らぬ皆様の顔が自分のディスプレイに映し出され始めたのが不思議な感じ。

議論のベースになるテキストが講演者の操作のもと、
ディスプレイに表示されながら説明される声がスピーカーから流れてきます。

ちなみに、講演資料は公表されているもので、下記のURLで閲覧可能です。

「スーパーシティ」構想について-首相官邸ホームページ
http://www.kantei.go.jp/jp/singi/tiiki/kokusentoc/supercity/supercity.pdf

講演されるのは、

1年で五十数回愛知県のまつりを巡った総務省キャリアで、
愛知県に出向された経験を持つ、彼です。

豊根村でも、知っている人は知っている、あの彼!
花祭りにも来てくれました。

■井上貴至の「地域づくりは楽しい」

■それぞれの花祭り(豊根村坂宇場花祭り) : 井上貴至の「地域づくりは楽しい」
■今年もやります!豊根村花祭りツアー(11月23・24日) : 井上貴至の「地域づくりは楽しい」
■新宿の居酒屋で飲み明かすより、豊根村の花祭りで踊り明かす方がはるかに面白い : 井上貴至の「地域づくりは楽しい」
■花祭り(豊根村下黒川地区) ~ 伝統を受け継いでいく子どもたち : 井上貴至の「地域づくりは楽しい」
■豊根村坂宇場花祭り~日本最古のディスコ~ : 井上貴至の「地域づくりは楽しい」

ブログにはこれでもか!
ってくらいに花祭りの記事、豊根村の記事が登場しています。

井上さんは昨年4月から内閣府で国家戦略特区を担当。

国家戦略特区といえば、豊根村にも!
偶然ですが、私が事務担当しているオンライン服薬指導。

■薬局のない愛知県豊根村でオンライン服薬指導、MRTと協和ケミカル | 日経クロステック(xTECH)

特区事業は規制緩和で、それまで法律の規制によってできなかったことを、
特別に、認可を受けて実施できる事業です。

すなわち、前例がない。

よって、メリットもあれば、想定されなかったデメリットも浮き上がります。
それらを洗い出すのも、特区事業の目的です。

いろいろとありますが、勉強する必要もあって、
おかげさまで分野に明るくなりました。

講義の内容メモです。

基本構想を住民とともに作って省庁横断的に事業を展開する。
世界中にスーパーシティ構想があるが、それらは個別バラバラのものが多い。

これで何かが進むというよりも、やりやすくする仕組みのようなもの。

データ連携基盤を整備して、交通だったり観光だったり防災だったりを連携する。
位置情報を個人と紐付けすることで、個別最適化された状態で
例えば避難情報などの発信を効率的に。

未病と治療、健康とを連携させるヘルスケア構想もある。

民設民営でも補助が9割。

住民の、地域の課題がまずあってから、
テクノロジー、技術を活用する必要がある。

テクノロジーが先に立ってはいけない。

それぞれの分野で行われていたことを同時実装する。

災害時の救援物資がバラバラで必要とされるところに配備されない姿は解消されるのか。

クロネコヤマトさんなど、地域物流の隙間を埋められるか。

海外に比較して日本で高いハードルとなるのは個人情報保護に対する感覚が強いこと。

人口がある程度密集しているところが対象となるような構想ではないか。
田舎の町や村には難しい?スーパーシティ構想に乗るか乗らないかで、
市町村に格差が生じるのではないか。

日本の自治体は、地方交付税や健康保険があるので海外と比べて非常に平等性が高い。
世界に誇るべきところである。
これが、今のコロナ拡大傾向が国によって異なる事象と関連があるかもしれない。
実は日本は地方格差が少ない国ではないかと(海外に比較してだが)。

日本は新しいものが好きだが、完全な新しいものが好き。
すなわち、リスクを取りながら新しいものを作り出すことが苦手。

ポストコロナの時代。
ビジネス向けと家族向けと、飲食店が二極化するのではないかと思われる。
コミュニティナースなどが医師と繋がる仕組みや見守りの仕組みが急速に普及するのではないか。

これからは50床くらいの病院が地域の中心になっていくのでは。
患者さん一人ひとりの希望をよく掴んでいる。
一人ひとりの患者さんをいろんな角度から診ることができる。
スタッフがチームワークを発揮しやすい規模。

それと、高度な医療機関との二極化が進んでいくのではないか。

豊根村でも導入した「母子モ」アプリの開発企業、エムティーアイさんのお姿も。
随所で拝見されます。

利用者から見たら、インターフェイスの使いやすさが一番。

フェイスブックやインスタグラム、ツイッターといった
世界を揺るがすほどのウェブサービスは、
使いやすさやわかりやすさ、見やすさといったインターフェイスが優れているから
世間に受け入れられたというのもあります。

もちろん、サービス設計が優れているというのもありますが。

自戒の念を込めて、行政が作り出すインターフェイスというのは
「使いたい!」と思わせるような見た目や動作速度を満足しているものが少ないと感じます。

これだけ省庁統一的に構想され、統一感を出すのであれば
ぜひとも優れたインターフェイスを期待したいっ!

今回のZoom勉強会20名以上が参加されにぎやかでした。
コーディネーターさんも、井上さんも、よく知る人。

必然的に、キーワードは豊根村となり…。

発言の機会をたくさん頂きました。
仕事で別のウェブミーティングをやってみても感じましたが、
やはり慣れないと自分から手を上げて発言するのが難しい。

コーディネーターさんが発言機会を振ってくれるのが有り難い。

やはり対面するのが一番ですが、
これはこれで、面白いなと感じました。

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