平成26年に橋梁の5年に1回の定期点検が道路法に義務づけられ。
公共インフラの業界では施設メンテナンスの計画が急ピッチで整えられてきています。
その波は…もちろん、豊根村も例外ではありません。
定期点検のことなら、おいらに任せて!
と、自信を持つためにも勉強は欠かさず。
最初に担当した時は、聞いたことが無い用語だらけで大混乱でした。
大混乱でも、担当となったからには、やらねばならぬ!
一番勉強になるのは、やはり現地現物。
実際に、自分で工事を担当すること。
昭和40年代~50年代に整備された橋梁の割合が高く、
メンテナンス時期を迎え、待ったなしの状況。
過去2年間で4橋梁の補修工事を担当しましたが、
それぞれに架設時期が異なれば、設置されている環境が異なる。
すなわち、損傷度合いは異なり、工事のたびに新たな発見があります。
職場には、まだ橋梁補修の知見が少ないため、
外部のツテを頼ったり、ネットに公表されている公的機関の情報から調べたり。
今年も始まりました!
坂宇場川に架かる2つの橋梁を補修し、長寿命化技術を投入。
橋梁を長持ちさせてライフサイクルコストを低減させます。
橋梁がボロボロになってから補修するよりも、
ボロボロになる前に予防的補修技術を投入した方が、
トータルで見た時に安くなります。
段階確認のため、橋面切削が完了したばかりの現場へ。
当時はまだ一般的では無かった橋面防水技術が施工されていない状態の橋。
アスファルト舗装の劣化で床版(橋梁の鉄筋コンクリート層)に水がしみこむようになると、
床版寿命を短くしてしまうため、補修にお金が掛かるようになっちゃいます。
酷い状態だと、床版を突き抜けて鋼桁をサビさせてしまい、
構造的な問題へと発展します。
よって、アスファルト舗装を剥がし、そこに防水層を設けてやります。
そうするだけで、橋梁は長持ちする。
請負業者さんによっては、現場に神様をお呼びして。
現場の片隅に、御札が。
現場には神が宿ります。
事故などが発生しないように、全ての現場で実施されているとのこと。
神様が見ている。
それだけで、気持ちも引き締まり、無災害に繋がります。
職場でデスクワークしていると、来客が。
なんと!!
東京の伯父さんの叙勲記念パーティーで出会った、
東栄町古戸出身で東京在住の御方!
東栄町で用事があり、近くに来たので…と、立ち寄って下さいました。
私のみならず、職場に繋がりのある方が多々あるそうで!
お立ち寄り、有り難う御座いました☆