身体の中を循環して必要な栄養、そして酸素を運ぶ、人間にとってなくてはならない血液。
一定以上の血液を失うことは、すなわち死に繋がることで、病気の治療や手術の際にはそれが減少すること無いように「輸血」という方法で、他人が提供する血液を導入します。
血液を人工的に作ることができないため、多くの人たちから献血してもらわなければ、病気の人たちを助けることができません。
人工的に作ることができないものを、人間の身体は当たり前のように作り出している。
改めて、人間ができることはまだまだ限られているものだと感じさせられます。
4月から、村の献血担当になりました。
20~30代の献血協力者数はこの10年間で35%(約98万人)も減少しているといわれており、若年層の献血に対する認識が低下していることが危惧されています。それは、私も感じるところで…
若い人たちに呼びかけを行っても、「ちょっと献血は…」という反応が返ってくること、多々あります。
痛いのがいやなのかなぁ?
自分も、注射が好きなわけではありません。
でも、慣れれば献血に用いる太い針も、なんてことはない。
それ以上に、慣れれば健康診断の採血とか、注射とか、まったくもって平気になりますよ。
そんなポジティブな声かけも行っています。
何故、突然献血の話なのかというと…。
本日!
豊根村に献血バスがやってきました!
待ってました!!
と、ばかりに本社からも続々と献血バスに乗り込まれます。
献血に対する意識が高い方々、特に40歳~50歳代の方に多いと感じます。
献血バスが停まっている建物では、午後から愛知県知事さんがやってこられて、村としては規模の大きな行事が控えております。
その担当課の方々も、右に左にせわしく動いているところ。
にもかかわらず!!!!
めっちゃ忙しいのに、献血バスに乗り込んで下さったんです。
頭が下がります。
いつも、献血バスが来る度に献血されている方々です。
もちろん、私も…。
今回は1番のり。
最後に結果報告を受けるため、スタートから終わりまで滞在する中、献血実施されている方々から献血に関するお話を伺いました。
やはり、若年層が減っているというのは現場でも感じておられるようで、40歳代の方から50歳代の方が多く、体調面や薬の面などで献血から「卒業」されていく方が非常に多いそうです。その影響で、献血人口も減少の一途。
受付時間の終わりが差し迫ったとき、もう少し御協力頂けると…というスタッフさんの御言葉をくみ取り、近くの事業所に声をかけて回ったところ…!!
若い男の子が献血に初挑戦してくれることに。
おっしゃーー!
人生初献血。
若い子の中には、ちょっと迷っているけれど、誰かが背中を押してくれれば…という子がいる。
本日の献血では、村の人口の約2%の方にご協力頂きました。
午後は大慌てで仕事を片付け、夕方に早退。
長男を連れて新城の医院へ。
実は今、妻と娘さん、次男君は東京の実家に帰省中。
長男は出校日があるので自宅でお留守番中ですが、急遽通院する必要が出ました。
明日は、長男と連れ立って、東京へ行って参ります。